ご当地グルメ
伊勢・鳥羽エリアには、美味しいものがたくさんあります。
ご当地ならではの味覚をぜひ堪能してみませんか?
伊勢うどん
その歴史は相当古く、昔は「素うどん」と呼ばれ、
古く江戸時代以前よりこの地の農民はうどんに地味噌からできた「たまり」を少しかけ食べていたのが初めだといわれています。
この〝伊勢うどん〟はたまり醤油の黒い濃厚なタレと、ずんぐりした太くて柔らかいうどんでできています。
タレは少し底にあるだけで、うどんにネギや一味をのせ、かきまぜて食べます。
当然うどんはタレの色で黒くなり、初めて目にした人を驚かせます。

手こね寿司
元々漁師さんが漁の合間に取れる食事として生み出された地元料理。
手間をかけずに美味しく味わえるのも、〝てこね寿司〟の魅力のひとつです。
作り方は赤身魚を刺身にし、醬油やたれに付け込んだものを酢飯に合わせます。
お好みで「青葉」「茗荷」などを薬味としてお使い頂くとより一層美味しさが広がります。
魚は主にカツオですが、季節によってハマチやマグロなども使います。

伊勢海老
伊勢志摩では、古くから伊勢神宮への献上品として、近海で獲れた新鮮な魚介類が使われてきました。
その中でも、伊勢志摩の位置する志摩半島の「和具海」で獲れた伊勢海老のみが、伊勢神宮に献上用になり、伊勢志摩でも『最も上質の伊勢海老』と言われています。
ここの港で獲れる伊勢海老だけは、県外ではなかなか手に入りにくく、高値で売買されています。
伊勢志摩で獲れる伊勢海老は、4~8月は禁漁、9月から漁が解禁。
9月の中旬~3月中旬までの秋から冬の間に、伊勢志摩でとれた活き伊勢海老が「旬の伊勢海老」ということになるのです。

松阪牛
全国の優秀な血統の子牛を、三重県中勢部を流れる雲出川から宮川にかけての地域で肥育した未経産(処女牛)の黒毛和種の雌牛であって、個体証明書を有し、照合が可能な牛を『松坂牛』と呼んでいます。
松坂牛は、優れた血統と徹底した飼育管理によって日本屈指のブランド牛として認められています。
霜降りのきめ細かさ、美しい肉質、そして甘みのある脂肪分が特徴で、その味わいは『肉の芸術品』と称され、国内外で高く評価されています。

あわび
鳥羽近海は岩が場多くあわびが育つのに最適な環境。
海女たちの手により収穫される夏に食べるあわびは一番美味しく、生命力がみなぎっているような歯ごたえと贅沢な旨みを楽しめます。
神代の時代、倭姫命が鳥羽を訪れてから奉納が始まったとされる「熨斗(のし)あわび」。
あわびを1本の熨斗に仕立てたもので国崎では今でも調進人の手により行われている伝統行事です。

牡蠣
鳥羽湾に浮かぶ牡蠣の養殖筏は鳥羽の風物詩。
鳥羽の海で育つ牡蠣は1年かからずに食べ頃にまで成長します。
豊かな海で育った冬の時期の牡蠣は味わいが豊かでやわらかく、まさに旬ならではの美味です。
鳥羽で近年食べられるようになった『岩がき(いぼがき)』は、夏に旬を迎える希少な逸品。
市場にはほとんど出回らないため、ぜひこの地で味わってみてください。

鯛
鯛の産卵は春。沿岸に近づいてくるため豊漁になります。
この頃の鯛は「桜鯛」と呼ばれ姿が美しく、当然美味しさも最盛期。
また、冬を控えて栄養保存のため脂ののった秋の鯛も格別です。

毎月1日は「朔日参り」と「朝市」
「朔日参り」とは、毎月一日に伊勢神宮へ参拝する古くからの風習。
おかげ横丁内では毎月一日に地元の特産品が並ぶ「朔日朝市」が開催されます。
一日の朝だけに登場する「朔日朝粥」は月に一度しか食べれないとあって参宮客に大人気。
「すし久」で味わえます。
赤福本店では「朔日餅」という、これもまた一日にしか登場しない限定のお餅を販売。
本来の赤福餅とはまた違ったお餅が食べられるとあってかなりの行列となります。
朔日朝市では、地元で採れた新鮮な野菜や果物がならび、大勢の人で賑わいますます。
【日時】毎月1日 午前4:00頃~午前11:00頃
【場所】おかげ横丁常夜燈付近
【おはらい町・おかげ横丁の営業時間】9時~17時迄
※店舗によって多少異なります。


朔日朝粥:早朝4:45~7:30頃(なくなり次第終了)